高所恐怖症アンテナ職人の四方山話「屋根の霜」

アンテナ撤去工事は作業時間が約1時間くらいなので一日4〜6件行います。最高記録は9件です。スタートは朝9時からですが、陽の長い夏場は夕方6時でも明るいですが、冬至あたりだと午後5時には真っ暗、こなせる件数も季節により変わります。冬場はスタートを朝10時にするのですが、それは屋根に霜があるからで、それが溶けて乾くまでは屋根にのぼるのが危険なのです。アンテナ工事で足場を建てることはまずあり得ませんので、安全対策を第一に考えております。屋根は湿っていると滑り、一度滑ったら最後、もう落ちるしかありません。ですがら雨、雪、霜、その他には経年劣化したガルバリウム(粉が出て滑るんです)、スギ花粉なども水ほどではありませんがやや滑ります。霜は風がなく夜晴れた日に降りることが多く、北側はなかなか溶けません。場所にもよりますが大体朝10時くらいになれば安心して屋根に登れるのです。